5→9～私に恋したお坊さん～

28歳の桜庭潤子（石原さとみ）の最大の夢は、ニューヨークに住んで仕事をすること。しかし残念ながら、英会話学校の教師として働いていても、夢には近づけない。最大の夢を叶えるには程遠いことに失望しているのと同じように、潤子はもうすぐ29歳になるのにまだ一度も彼氏がいたことがないという事実にもっと失望している。  潤子は葬儀に出席しなければならず、夢や男のことを考えている暇はない。しかし、寺でお経を唱えるハンサムな僧侶に気付いた時、事態は予想外の展開を見せる。男を見つけるのに葬儀は最適なタイミングではないことを承知している潤子は、彼を無視しようとするが、運命が事態を難しくする。長い時間正座していたため足がしびれた潤子は、立ち上がろうとして誤って祭壇の灰の入った器を、ハンサムな僧侶の頭にぶつけてしまうという大失態を演ずる。非常に恥ずかしい思いをした潤子は、もう二度と彼に会うことはないのだから大丈夫だと、自分を納得させようとする。しかし、運命はさらなるいたずらを用意しているようようだ。 家族に騙されて見合いの場にやって来た潤子は、相手が他ならぬ例のハンサムな僧侶、星川高嶺（山下智久）であることに気づく。この2回目の出会いは1回目よりもうまくいくのか、それとも2人は最初からうまくいかない運命なのか？ 相原実貴の同名漫画が原作の『5→9～私に恋したお坊さん～』は、平野眞、相澤秀幸、谷村政樹の3人が監督を務めたラブコメドラマです。