恋はつづくよどこまでも

5年前、佐倉七瀬（上白石萌音）は倒れた見知らぬ人を助けるために、ハンサムな若い医師が救命措置を行った現場にいた、多くの目撃者の中の1人でした。七瀬はこの医師のプロフェッショナルなスキルと同じくらいに彼の魅力に夢中になり、すぐにこの医師に恋に落ちてしまったのでした。七瀬はこの英雄的な医師に再び会う方法を探すことを決意するのですが、そうすると唯一の方法は、自分自身が医療従事者になることだとすぐに決めるのでした。そして現在22歳の七瀬は、地元の病院に勤め始めたばかりの新人看護師なのです。 新しい職場で一生懸命働いている七瀬は、数年前に恋に落ちた医師が同じ病院で働いていることを知って驚きます。しかしさらに驚くべきことは、この天堂浬（佐藤健）が、自分が想像していたような人物ではないということです。職場では「魔王」と呼ばれることが多い天堂は冷静な完璧主義者であり、平気で同僚にきつい言葉をかけたり、毒づいたりするタイプなのでした。しかしそれでも、七瀬は職場で天堂に評価してもらえるよう一生懸命働いており、また天堂に対する自分の気持ちを率直かつ正直に伝えていたのです。七瀬はこの真っすぐな性格で、職場で「勇者ちゃん」というニックネームで呼ばれるようになり、また七瀬が一歩も退かないため、天堂も七瀬を意識せざるを得なくなるのでした。 天堂は何度も七瀬を拒もうとしますが、やがて粘り強い看護師の七瀬と一緒にいると、自分の心が穏やかになることに気付いていきます。七瀬は、熱心な仕事への姿勢と真っすぐなアプローチで、最終的に天堂の心をつかむことができるのでしょうか？ 円城寺マキによる同名の漫画を原作とした「恋はつづくよどこまでも」は、金子文紀、福田亮介、田中健太が監督を務める2020年のコメディードラマです。