あらすじ
高校で戸塚友梨(橋本環奈)は普通の十代の少女だった。高校に付きものの良いことも悪いこともすべて経験している友梨の悩みは、同年代の他の少女と何ら変わらなかった。平和な田舎の静かなアパートで一人暮らしをしている友梨は、おおむね平穏無事な10代の生活を送るはずだった。しかし、ある恐ろしい出来事が彼女の生活だけでなく、2人のクラスメートの生活も永遠に変えてしまうのだった。
友梨のかつての友だちである日野里子(吉川愛)は、2人が仲違いした後、友だちでいることを諦めてしまった。友だちというより見知らぬ人のようになった里子は、1人で悲惨な生活に耐え忍んでいる。彼女の他に、転校生の坂崎真帆(葵わかな)も高校時代を孤独に過ごす運命にあるようだ。しかし、同じアパートに住む友梨と真帆はすぐに親しい友人となる。近くに新しい友だちができた友梨は、運命がまさに非情な恐ろしい方法で介入することに決めなければ、里子のことをすっかり忘れてしまっただろう。
真帆が暴漢に襲われた時、友梨はその場に踏み込み、友だちを必死に助けようとする。しかし、彼女はその死にものぐるいの行為により、殺人を犯してしまう。その恐ろしい出来事に加え、翌日、里子が逮捕される。嘘と殺人のもつれた網に捕われた3人の少女は、必死で逃げ道を探す。しかし、この深みにはまっている時に、逃げるという選択肢すらあるのだろうか?
近藤史恵の同名小説が原作の『インフルエンス』は、水田成英とポール・ヤング監督による2021年のサスペンスドラマです。