Youth Should Be Early

卒業が迫り、大学生のチョン・シン(チョン・チュクシー) は、恋人のチョン・チェン (フー・イーティエン)にプロボースするには、卒業式が絶好のタイミングであると確信している。まさにそうしょうと勇気を奮い起こし、プロポーズするが、チョン・チェンは思いがけない反応を示し、チョン・シンのプロポーズを拒む。自分は人生やキャリアの中で、何一つとして現実にやり遂げていないと感じているチョン・チェンは、結婚でさえも、考える時が来たとはまだ思っていない。チョン・チェンの思いを理解して、チョン・シンは自分の家族が経営する会社に、チョン・チェンが入社できるように口添えすると提案するが、チョン・チェンにもプライドがあり、その提案の受け入れを拒む。 2度も拒まれて、チョン・シンはチョン・チェンが仕事を得ようと四苦八苦している姿を、手を出さず、見守っているしかない。1つの仕事を求めて、必死で群がる圧倒的多数の新卒者たちの中に埋もれて、凡人であるチョン・チェンが、チャンスを掴むことなどできそうにもない。自分の恋人が苦しんでいる姿を見たくないので、チョン・シンは裏から手を回し、チョン・チェンが確実に理想の仕事就けるチャンスを根回しする。間もなくテンダグループの新入社員となったチョン・チェンは、ついにチャンスを掴んだと信じているが、突然訪れた一連の成功の裏にある真実が明らかになると、チョン・チェンの人生は、大きく音を立てて崩れ去る。 辞職せざるを得なくなり、仕事上の評判も台無しとなり、心が荒れ果て、チョン・チェンは、自分が完全な人生の敗北者であるように感じる。 チョン・チェンは自らを奮い立たせ、やり直す力を得ることができるのだろうか、それとも、この絶望が、あまりにも大きかったことが分かるのだろうか。 リー・シンチェンの同名小説を基にした『Youth Should Be Early』は、チャン・ホーヤンが監督した2020年のロマンティックドラマだ。