あらすじ
千秋真一(玉木宏)と野田恵「のだめ」(上野樹里)は大学で出会った。千秋は傲慢で横柄な、しかし温厚な音楽家で、世界有数のクラシック指揮者になるという密かな夢を抱いていた。一方、のだめは、音楽理論に疎い注意散漫なピアニストだった。時と共に二人は、多くの相違点を抱えながらも、最終的に愛を見出すことになる。
それから数年後、千秋は自分の夢を目前にしていた。非常に権威ある音楽コンクールで優勝した彼は、大舞台を控えたフランスのオーケストラの指揮者に任命される。しかし、オーケストラの状態を見に来た彼は、楽団全体が混乱していることにショックを受ける。のだめは、千秋の新しいプロジェクトによって彼と自分が引き離されることを恐れ、千秋を助けることを誓う。オーケストラの初公演は惨憺たるものに終わり、千秋とのだめは運命を好転させる方法を見つけなければならない。果たして二人は成功するのか、それとも千秋の晴れ舞台は期待外れに終わってしまうのか。
この映画は2001年に大ヒットした漫画「のだめカンタービレ」が原作で、2006年には同名の人気実写シリーズも生まれた。2010年の『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の前編だ。
『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』は、武内英樹が監督を務めた2009年の日本映画だ。