あらすじ
杉原航平(多和田秀弥)は難聴であるため、無意識のうちに他人と距離を置きがちだ。つまり、大学生として、彼は同級生とあまり多くの時間を過ごしていない。そんな彼の日常の中に、同級生の佐川太一(小野寺晃良)がひょんなきっかけで現れるまでは。
偶然航平と出くわした太一は、クラスメイトがかなり美味しそうな弁当を持っていることに気づく。その弁当に興味を惹かれた太一は、航平のお裾分けを喜ぶが、航平が何も言わずに帰ってしまい、少し戸惑う。太一は、航平が難聴だとは気づかずに、クラスメイトの彼にユニークな提案を持ちかけ、真実を知ることになる。
毎日航平の弁当のおかずと引き換えに授業のノートテイクを申し出た太一は、航平の世界に恐る恐る足を踏み入れる。ノートと弁当の交換をきっかけに、全く異なる2人は想像もしなかった友情を見つけるのだろうか?
文乃ゆきの漫画「ひだまりが聴こえる」を映画化した本作は、上條大輔監督による2017年の日本の青春ドラマ映画だ。