DAEMUGA：恨と興

韓国のシャーマン、巫堂（ムーダン）の見習いであるシンナム（リュ・ギョンス）は決してトップクラスではない。実力も才能もない見習い巫堂のシンナムは、はったりと運を頼りに次の依頼人を確保している。ある裕福な女性が死んだ父親とつながるために巫堂を探していることを知り、シンナムは彼女の手助けを志願する。 新しい依頼人に自分の能力を納得してもらうには、運だけではダメだと思ったシンナムは、師匠に助けを求める。師匠から大巫歌（テムガ）の歌を授かったシンナムは儀式を始めるが、彼が突然姿を消したことですべてが水の泡となる。シンナムの同僚で正統な巫堂であるチョンダム（ヤン・ヒョンミン）、は、真相を突き止めようと調査を開始する。子供の神に憑依されたチョンダムは、自身の真の力を使って手がかりを追う。その手がかりによって、チョンダムは、前科者で全盛期をとうに過ぎた巫堂のマ・ソンジュン（パク・ソンウン）と、地元の再開発プロジェクトに強い関心を持つ有力なギャング、ソン・イクス（チョン・ギョンホ）の元へと導かれる。 再開発プロジェクトの主導権をめぐって、権力者とさらに強力な巫堂が争う中、真実を明らかにするのは容易ではない。果たしてチョンダムは真実を知ることができるのか、それとも巫堂と悪党の激しい争いに巻き込まれてしまうのか。 個性豊かな登場人物とウィットに富んだ風刺が盛り込まれた「DAEMUGA：恨と興」は、イ・ハンジョン監督による2022年の韓国映画。