セマンティックエラー（意味論的誤り）：映画

Chu Sang Woo（Jae Chan）は、常に単独行動を好むコンピューター科学専攻の大学3年生だ。MBTI性格診断テストでは、ISTJ型の論理学的思考の持ち主。つまりは原則に基づいて計算するタイプで、常に時間には正確、不正を嫌い、正義を重んじる。そんな彼が、大学のある教養課程の授業でグループプロジェクトに取り組まなければならなくなる。しかしグループのメンバーたちは退屈なそのプロジェクトに興味がなく、Chu Sang Wooひとりに任せてしまう。彼はそれを実行するが、プレゼンの際には自分だけの名前で発表し、責任逃れをした他のメンバーたちの名前は削除してしまう。 この一見単純な行動が、グループメンバーであった4年生のJang Jae Young（Park Seo Ham）にとっては大問題となる。彼は海外留学を希望しており、教養課程の単位を落とせばその計画が潰れてしまう可能性があるのだ。彼はChu Sang Wooへのリベンジを決意するが、自分が彼とは真逆のタイプであることを発見する。Jang Jae Young はおしゃれで人気者で無頓着、MBTI性格診断ではENFP型の活動家タイプだ。ふたりは対立するのではなく、協力し合うことを余儀なくされる。そしてその過程で、ふたりの間には予期せぬ引力が芽生え始める。 この映画はロングランの同名ウェブ漫画をもとに制作された。 『セマンティックエラー（意味論的誤り）』は、Kim Su Jeong監督の2022年韓国映画。