百瀬、こっちを向いて。

高校ではまったく目立たない存在の相原ノボル（竹内太郎）。一切注目を集めたことがないノボルは、学校一の人気者の宮崎瞬（工藤阿須加）がすべてを変えなければ、高校生活を通して背景にまぎれて終わったかもしれない。 校内で知らない者はいない人気の生徒、宮崎瞬は全女子から狙われている。本人にも異存はなく、今はかわいい顔に抗えずに百瀬陽（早見あかり）と神林徹子（石橋杏奈）という2人の彼女がいる。一度にまったく違う女の子と交際できてとても満足しているのだが、唯一の問題は2人を会わせないように段取りをつける必要があることだ。全力を尽くしても、防げない事態はある。徹子に問い詰められた瞬は陽と一緒に何とか危機を回避しようとする。体面を保ち、徹子との関係を守るために、瞬はノボルと陽に付き合っているふりをしてほしいと頼む。 瞬を助けることに同意したノボルと陽は人の前でカップルのようにふるまい始めるが、陽は瞬を思い続ける。恋のライバルは学校一の人気者だ。ノボルに陽の心をつかむチャンスは訪れるのだろうか。 中田永一の同名小説が原作の『百瀬、こっちを向いて。』は2014年の日本の恋愛映画。監督は耶雲哉治。