骨董品の陰謀（Schemes in Antiques）

かつて中国一の骨董品専門家として名を馳せたシュウ家。しかし、一族の一人が中国の貴重な工芸品である翡翠の仏像の頭を盗んで日本に持ち込んだことから、一族は汚名を着ることになった。そして1992年、その子孫であるシュウ・ユアン（レイ・ジャーイン）は骨董品に見切りをつけ、酒に溺れる日々を送りながら電器店を営んで生計を立てている。彼はこの商売をすることによって一族の汚名を忘れて、謙虚でつつましく生きることができている。 しかし、仏像の頭を中国から密輸した人物の子孫である木戸（松峰莉璃）が、盗品と思われる仏像を返しに来たことで事態は急変する。木戸は正当な所有者と思われる人にしか仏像を返さないと言い、所有者探しにシュー・ユアンも嫌々ながら巻き込まれていく。しかし調査を始めると、彼は宿敵である骨董品収集家のブ・ランヤオ（リー・シエン）が自分を出し抜こうとしていることに気づく。 この映画は、マー・ボンヨンの小説が原作である。 『骨董品の陰謀（Schemes in Antiques）』はデレク・クォック監督による2021年の中国映画である。