あらすじ
冴えない生活に絶望したドング(チョ・ドンヒョク)は、人材派遣会社で細々と生計を立てている。ドングは、かなりたちの悪いギャンググループから多額の借金を背負わされ、ギャングのボスの金を取り立てに来たチンピラたちに追い回されることになる。そのボスに借金を返すあてもないドングーは、チンピラたちが他の方法で借金を取り立てに来るのは時間の問題だと分かっていた。
そんな中、ドングが偶然見つけた通帳は、なんとそのギャングのボスのものだった。10億ウォンもの大金を手にしたドングは、この幸運を人生の転機ととらえるが、ただひとつ問題がある。ドングはその暗証番号を知らないのだ。幸い、ドングはその暗証番号を知っている人を知っていた。初恋の人、エスク(ホン・アルム)を探しに釜山へ行ったドングは、そこで彼女が意識不明になっているのを発見する。困り果てていたところ、再び運命の女神がドングに微笑む。エスクの息子のボクキ(チョ・ウォンビン)や祖母のクムスン(リ・ヨンニョ)と出会ったのだ。
ドングが自分の父親だと確信したボクキは、ドングが街にいる間、自分たちのところに泊まっていくように誘う。ドングは、自分が必要とする情報を得るのに都合がいいと考え、これを受け入れる。一時的な家庭生活を送ることになったドングは、どうしても欲しかった情報を手に入れることができるのか、それとも、お金よりも大切なものがあることを知ることになるのか。
愛と家族の心温まる物語「ダディ・イズ・バック」は、ユン・ヨチャン監督による2016年の韓国映画である。