あらすじ
ベストセラー作家であるヒョン（リュ・スンリョン）は名声と富を手にしてきたが、残念ながらその成功は私生活には及ばない。数年前に最初の妻ミエ（オ・ナラ）と離婚したヒョンは、息子のソンギョン（ソン・ユビン）と会いたくてもなかなか会えない。さらに悪いことに、現在の妻ヘジン（リュ・ヒョンギョン）と娘は、娘が留学している間、海外で暮らしているのだ。私生活が悲惨なうえ、年を追うごとに仕事もうまくいかなくなっている。
ヒョンは作家のスランプに陥り、最後に本を出版したのは7年前。どんなに書いても、どんなに頑張っても、どうしてもスランプを抜け出せない。地元の大学で講義をするために執筆活動を休んでいたヒョンは、彼が受け持つクラスの学生であるユジン（ム・ジンソン）の文章に興味を持つようになる。ヒョンはユジンの文章に感銘を受け、新たな視点があればスランプを抜け出せるのではないかと思い、ユジンに小説を一緒に書かないかと持ちかける。
そのような有名作家と一緒に仕事をするチャンスを逃すわけにはいかず、ユジンはヒョンの申し出を受け入れ、二人はすぐに仕事を始める。お互いの創造性を高め合いながら、彼らの小説は形になり始めるが、ユジンが師匠に対して憧れや尊敬以上の感情を抱き始めたことで、事態は思わぬ方向に進んでいく。この新たな感情が、ヒョンとユジンの作品の妨げとなるのか、それとも最高の作品を生み出すことになるのか？
意表を突かれる愉快な人生と愛の物語、『おそらく愛』は、2021年の韓国のコメディー映画であり、チョ・ウンジが監督を務めた。
