
あらすじ
謎の誘拐事件が発生し韓国社会の世論が二分される騒ぎに。冷酷な犯人が書いたと思われる手書きメモが見つかった。誘拐犯は一般市民が協力して金を集め、謎の銀行口座に身代金を振り込まなければ、人質の子供を殺害すると脅迫している。
しかし何かがおかしい。捜査当局は指定された銀行口座が、社会福祉関係者と何らかの関りがあることを突き止める。
子供の頃にイジメ被害にあった過去を持つ女性警察官Kim Ji Won(Ha Yun Kyung)は捜査への協力を志願し、Park Oh Soon(Park Ha Sun)という名のソーシャルワーカーと接触する。
Park Oh Soonは取り乱している。というのは自分が知っている幼い少女が凶暴な両親から虐待されているのだが、少女を苦しみから救い出すため何の役にも立てず、警察からの協力も一切得られないからだ。自身も子供の頃虐待を受けていたPark Oh Soonは、少女の苦境に自分の過去を重ね合わせ深く共感している。
証拠が明らかになるたびに、Park Oh Soonに対する疑いは濃くなる。Kim Ji Wonには全力を尽くして解明する義務がある。幼い少女の抱える苦しみを終わらせたいが何もできずにいるソーシャルワーカーの抱えるフラストレーションが、誘拐事件と何らかの関りがあるのか否か...
「ゴー・バック」はSeo Eun Youngが脚本・監督を手掛けた2020年公開の韓国映画。