あらすじ
幼いころに韓国からアメリカへと養子に出された、アームレスリングの元チャンピオン、マーク(Ma Dong Seok)。韓国の土は30年以上踏んでおらず、現在はバーの用心棒や大規模小売店のガードマンを掛け持ちして生計を立てている。孤独感と満たされない思いを抱えていたマークは、昔からの友人であるJin KiKwon Yool)から、韓国で開催されるアームレスリングの大会に参加するよう誘われる。優勝は容易いだろうという言葉と、幼いころに彼を捨てた母親の住所を教えるという約束に背中を押され、マークは故郷へと向かう飛行機に乗り込む。
韓国に到着したJin Kiは約束通り、産みの母親の住所をマークに教えるが、彼は母親に会いに行く心の準備がなかなかできないでいた。そしてついに勇気を振り絞って会いに行くが、母親は既に数年間に他界していた。だが、亡くなった母親以外にも家族がいたことを知る。これまでその存在すら知らなかった義理の妹 Soo Jin(Han Ye Ri)とその愛らしい子供たち、Joon Hyung (Choi Seung Hoon)とJoon Hee(Ock Ye Rin)に温かく迎えられたのだった。
マークは妹とその子どもたちと一緒に過ごすうち、かつての孤独感がゆっくり溶け出していくのを感じる。新しくできた家族に支えられ、プロフェッショナルアームレスリングの世界に確かな足跡を残す決意を胸に、間もなく開催される大会の準備をするのだった。
愛と決意を描く魅力あふれるストーリー「チャンピオン」は、2018年製作のKim Yong Wan監督のスポーツコメディムービー。