カナダの大学で航空宇宙工学を学ぶアイ（ミーン・ニッチャクン・カジョンボリラック）。父と親しくしているが、その父は男と浮気している。生みの親である母とは仲が悪い。留学生活に満足していた彼だが、あるケンカに巻き込まれ、退学処分を受けてしまう。激怒した父は、アイに母国のタイに戻って、自身が教鞭を執る大学に通うように強く求める。そうさせることで息子を見張るのが狙いだった。 編入先の大学でアイは、同じく工学を専攻するナイ（ピン・グリッタナン・アンチャナーナン）に出会う。アイは、ナイの社交的な性格と風変わりなユーモアのセンスに惹かれて、一目惚れする。ナイは、アイとは対照的に、どこか自由奔放で、よく持ち物をなくす。恋人同士になることを望むアイとは裏腹に、ナイはアイを一人の友人として見ている。果たして二人は結ばれるのか。それとも「ただの友達」として終わるのが運命なのか。 「Ai Long Nhai」は2022年のタイのドラマシリーズ。監督はノブ・サターナポン・リムウォントーン。

有名靴メーカーで営業部長を務めるPim (Monchanok Saengchaipiangpen) は頭脳明晰な勝ち組ビジネスウーマン。30歳にして、普通の人なら夢でしか手に入れられない人生を歩んでいる。出世街道を勝ち上がり私生活も充実しており、Pimは普通の人が望むものならすべて手に入れている。しかし気立ての良い彼女の両親はそう思っていない。Pimが結婚適齢期だと強く思う両親は、いつも口うるさく「良い人を見つけて身を固めなさい」とプレッシャーをかけてくる。問題なのはPimに結婚願望が全くないことだ。特に友人や家族から親友のPon (Arak Amornsupasiri) の話を持ち出されると尚更やる気をなくす。 物心ついた頃からの友だちであるPonは、常にPimのそばにいる存在で、その関係はお互い様だ。互いにとってあまりにも当たり前の存在であるがゆえに、PimはPonのいない人生が想像できない。とは言うものの、PimにとってPonは友だち以外の何者でもない。家族からのプレッシャーが高まるなか、PimとPonは1年以内に運命の人を見つけられるかどうか賭けに出る。自分を夢中にさせてくれる人を見つけると決意したPimはとにかく相手を探し始めるが、すべて失敗に終わる。一方でPonはというと、ひそかにPimに恋心を抱くようになってから何年も過ぎているため、自分以外の男性にしか目がいかないPimの態度にうんざりしている。すっかり愛想を尽かしたPonは別な街へと引っ越し、Pimが自分自身で身の振り方を決めるにまかせる。 今までなかったくらい距離を置かれたPimは、Ponのいない人生が全く別物だということを悟るようになる。しかしPonがいなくなるだけでPimの心の奥深くに隠された感情が呼び覚まされるのだろうか？それともPimとPonの関係は永遠に友だち以上に発展しない定めなのだろうか？ 同一タイトルの台湾ドラマのリメイク版となる『イタズラな恋愛白書』はArtopメディア製作による2020年放映の恋愛ドラマ。

大学の学部生のThiwa "Thi" Ananbhuchai（Bom Thanawat Uthaikitwanit）は、他の学生の指導に多くの時間を費やしていました。家庭教師をしている生徒たちを助けるために常にできる限りのことをしているThiは、生徒たちの1人が十代のチンピラのグループにターゲットにされていることに気づいた時も、立ち止まって考えるようなことはありませんでした。しかし生徒を助けようと介入したThiはすぐに、自分がNoey Watphlu（Tar Atiwat Saengtien）が率いる地元で最大の、手に負えないギャンググループのターゲットにされてしまったことに気づきます。 Thiは、生徒がNoeyとそのギャングの注目から逃れられるように手助けした後、ギャングから逃れるためにできる限りのことをします。しかし残念なことに、Thiは何をしてもNoeyと仲間のギャングたちに遭遇してしまう運命にあるようです。Noeyたちが行く先々で悪事を働いていることを知り、Thiは途方に暮れます。しかし、Thiが家庭教師をすることに同意した新しい生徒が、他でもないNoey本人であることがわかると、状況はさらに悪化するのでした。 Thiはこの状況を変えるためにできる限りのことをする決意を固め、教養のないチンピラのNoeyを模範生にするため取り組んでいきます。はたしてThiには、この問題を起こしてばかりのチンピラを変えるチャンスが本当にあるのでしょうか？それとも、すぐに自分の手には負えないことに気づくでしょうか？ KoreanRabbitによる小説の「I Will Hit You Na, Noei」を原作としたこの映画の「I Will Knock You」は、Champ Weerachit Thongjila監督による2022年のタイのロマンティックコメディドラマです。

映画学科3年生のPunn（パチャラ・スアンシー：愛称ジャー）は、新作ドラマの撮影現場で働くインターンシップに決まったとき、かなり興奮した。業界のトップクラスの人々から学ぶ準備ができているPunnは、インターンシップの開始が待ちきれない。 撮影現場に到着したPunnは、新しい役割に慣れるのに苦労はしなかった。素晴らしい専門家チームから学ぶことができ、Punnの仕事に対する情熱は日々高まっていく。しかし、ドラマの主役であるAchi（チャローンラット・ノープサムローン：愛称ファースト）に出会ってから、その情熱は燃え盛る炎へと変わる。ハンサムで才能溢れるAchiが、国民から最も愛される俳優の1人である理由は明白だ。しかし、Punnが完全に惹きつけられた理由は、その内面にある。 当然Achiに惹かれるPunnは、この才気あふれるスーパースターに恋をせずにはいられない。しかし、下っ端インターンに過ぎないPunnに、この有名人の目に留まるチャンスはあるのだろうか？ Orpheusの小説「The Superstar and the Puppy on Set」が原作の『Be Mine Superstar』は、デヴィッド・ビガンダー監督による2023年のタイのロマンスドラマ。

ゴヤー（Tontawan Tantivejakul）はどこにでもいる普通の女子高生。家庭が貧乏なゴヤーは毎日学校に通い、放課後は親友のカニン（Chanikarn Tangkabodee）と地元の花屋でバイトをする日々を送っていた。しかし、彼女の平凡な生活は、国内有数の名門高校の入試に合格したことで信じられないほど一変する。 家族はゴヤーの名門校への合格を貧しさから逃れるための手段と考え、この一生に一度のチャンスに少なからず興奮する。一方で、ゴヤーは転校することをあまり喜んではおらず、校内で最も悪名高い3年生グループと出会ってからはなおさらだった。「F4」の名で知られる彼らは国内有数の資産家の御曹司ばかり。タームVachirawit Chivaaree）、レンJirawat Sutivanichsak）、ガウィンMetawin Opas-iamkajorn）、MJHirunkit Changkham）の4人は驚くほど容姿端麗で絶大な影響力を持つが、学校一のいじめっ子集団でもあった。気に入らない奴には「赤札」を渡し、容赦なく貶める彼らをゴヤーは軽蔑していた。 Ｆ4と彼らのいじめに立ち向かい、屈することを拒んだゴヤーはレン、キャビン、MJから一目置かれる存在となるが、タームに不本意にも好意を寄せられたことで学生生活は惨めなものとなる。ゴヤーはレンに惹かれていくが、タームはゴヤーを追いかけ続け、やがて彼女の心をつかむことができると信じて疑わない。時が経ち、それぞれが正しく成長していけば、タームはそのうちゴヤーを振り向かせることができるのだろうか。 神尾葉子による日本の漫画「花より男子」を原作とする『F4 Thailand／BOYS OVER FLOWERS（タイ版「花より男子」）』は、2021年のタイの恋愛ドラマで、監督はパッター・トーンパーン。

ギャングから弁護士に転身したボリパット（リー・ターナット・ロークンナソムバット）は、18年前に母親が殺害された事件のことをまだ忘れていません。ボリパットは正義を求めて故郷に戻って法律事務所を設立し、そこでかつて法曹界の寵児として知られていたものの裁判官への暴行事件を起こし、今では落ちぶれてしまったプラオチャノック（ナムタン・ティパナリー・ウィーラワトノドム）とパートナーを組むことになります。しかし、すでに裏の勢力が彼らに対し陰謀を企てているのでした。ボリパットは地元の高名な裁判官が事件に関与しており、さらにこの裁判官が裏で有力な犯罪組織のボスとつながりを持っているのではと疑います。そしてボリパットは自身の叔父の殺害の濡れ衣を着せられ、すべてが終わってしまったかと思われましたが、もちろんプラオチャノックは黙って見ているだけではありません。プラオチャノックはボリパットの汚名を晴らす手助けができるのでしょうか？そしてこの型破りなチームは、ボリパットの母親の事件の真犯人を突き止めることができるのでしょうか？ このドラマは韓国のドラマシリーズ「無法弁護士」をベースにしています。

子どもの頃に養子として引き取られたシラ（プシュ・プッティチャイ・カセットスィン）は、家族経営の会社の副社長になったが、絶対的な必要に迫られない限り人に近づこうとしない、恐ろしいほどの潔癖症だ。このことは、有能だが散らかし放題のデザイナー、キティカ（マイ・ダビカ・ホーン）と一緒に仕事をしなければならなくなったときに問題となる。シラとキティカはお互いを知るにつれて、それぞれの違いにもかかわらず恋愛感情を抱くようになる。しかし、シラの義弟で会社の跡継ぎであるササ（ジャッキー・ジャクリン・ガンワーンギヤティチャイ）が、実はキティカの元カレだとわかると、事態はさらに複雑な様相を呈する！シラとキティカはこれらの問題を克服できるのか、それともこの関係は破綻する運命なのか？ネイ・サラトスワディー・ウォンソムペット監督によるこの2022年のタイのロマンチックコメディードラマは、2017年の中国ドラマ「狐狸的夏天」のリメイクだ。

テクノロジー展示会で友人の手伝いをしていた経営者志望の女性パフン（ベル・ケミサラ・パラデシュ）は、疎遠になっていた姉アリス（ゴイ・アラチャポーン・ポキンパコーン）と偶然再会する。今や若手起業家として成功しているアリスから彼女の誕生日パーティーに招待されたパフンは、彼氏のコーンを連れて行くと答える。実は、パフンはコーンに会ったことがない。いや、それどころか、彼はそもそも実在しないのだ。コーンとは、15年前にパフンの祖母とベンチャーキャピタリストのジラファット（グレート・サポン・アッサワマンコーン）が、両親が離婚して落ち込んでいたパフンを慰めるために、新聞記事に載っていた天才少年の名前を借りて作り上げた架空の人物だった。ジラファットはこの嘘を隠すため、苦境にあるAIスタートアップの創業者兼CEOとなっていた本物のコーン（アップ・プーンパット・イアン＝サマン）を見つけ出し、パフンの文通相手の振りをするよう説得する。パフン、アリス、コーン、ジラファットが同じテックインキュベーターで働くことになった時、彼らはそれぞれのキャリアの夢を実現できるのだろうか？それとも過去が乗り越えられない障害となってしまうのか？この2024年のタイドラマは2020年の同名の韓国ドラマのリメイクで、イット・チーワタン・プシツクサが監督した。